お客さま、そしてじぶんを食中毒の危険から守る!食品販売員が徹底したい予防法とは?

こんにちは、ジョビアフードブログ担当です。

じめじめ、むしむし…

いかにも梅雨らしい気候になりましたね。

汗や湿気でからだがベタベタするのがなんともいやですが、からだだけでなく食べものもベタベタ…

というのも!ついきのう、食べ残しのおかずをうっかりそのまま出しっぱなしにしてしまい、ダメにしてしまったのです。

ラップをかけたらすぐ冷蔵庫に入れるべきだったと猛反省。

この時期はほんとうに食べものが傷みやすいのですから、みなさんもどうぞご注意を!

というわけで今回は、食品販売のお仕事でもプライベートでも役立つ「食中毒予防」についてのお話です。

食品販売員のみなさんはもちろんご存じでしょうが、この時期は食中毒注意警報が発令されるほど食中毒の原因となる細菌やウイルス、そしてそれらによる食中毒事故が爆発的に増える時期です。

絶対気をつけなくてはいけないこと、そしてうっかりやってしまいがちなNG行為について学びましょう!

■食中毒の予防、感染防止に有効なのは「正しい手洗い」

とつぜんですが、正しい手洗いにかかる時間をご存知ですか?

正解は手洗いに30秒、すすぎに20秒の計70秒!

それより短いと確実に洗い残し、すすぎ残しができてしまいます。

大事なのは手洗いにかける時間だけではありません。

爪が伸びていれば、いくら洗っても爪の奥には細菌などを含んだ汚れが残ってしまいますし、洗う頻度が少なければ手についた細菌などはどんどん増え、広がってしまいます。

爪を短く切る、こまめに洗うことをとくに心がけるようにしましょう。

■黄色ブドウ球菌の巣となる切り傷、すり傷を軽視しない&つくらない

細菌にはさまざまな種類がありますが、とくに注意したいものに「黄色ブドウ球菌」があります。

症状は吐き気やおう吐、激しい腹痛といった胃腸炎によく似た症状があらわれますが、熱にも乾燥にもつよいうえにじめじめとした環境で繁殖しやすいので、この時期は要注意です。

黄色ブドウ球菌の「巣」ともいえるのが手指の傷です。

傷があるときには、お客さまが触れうるすべてのもの(商品はもちろんパッケージ、備品)に直接触らないようにしましょう。

「ちいさい傷、浅い傷だから大丈夫!」と、たかをくくるのは絶対厳禁!

傷は大小関わらず、消毒液+絆創膏+フィルムテープ+ゴム手袋でしっかりケアをします。

もちろん、小さな傷でも菌が増殖しがちなこの時期は、傷をつくらないよう注意して生活することも大事です。

いかがでしたか?

食中毒の徹底予防というと強力な薬品や特殊なグッズをつい思い浮かべてしまいがちですが、意外や意外!手洗いや傷のケアなど、ごく基本的なことが最も有効なんですね。

逆をいえば、どんな優れたものを使っても手洗いが雑だったり傷をそのままにしていたら無意味ということ。

まずは「正しい手洗い」から、徹底してみましょう!

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