アパレルショップで対応できるお直し箇所と採寸のコツ

こんにちは♪ジョビア アパレルブログ担当です!

みなさんは、アパレルショップでお直しをしてもらった経験はあるでしょうか。
アパレル店員として働くには、お直しに必要な採寸技術が必要になります。

そこで今回は、お客さまから依頼される機会が多いお直し箇所とそれぞれの採寸方法やコツを解説したいと思います。

お直しができるのは自店で購入した商品のみ

ほとんどのアパレルショップではお直しを受けていますが、修理を受注できるのは自店で購入した商品のみとなります。
それは、万が一お直しを失敗してしまった際に交換する商品を手配したり、代替品がない場合に返金する必要があるためです。
他ブランドの商品で同様の手違いが起きた場合、必要な対応ができないからなのです。

このあとは、お直し箇所と採寸方法を説明しましょう。

着丈詰め

スカートやパンツ、ワンピース、コートなどのアイテムでは、着丈を詰めるお直しが多くなります。
着丈を詰める際には、普段から使用している靴を履いてもらってから寸法を合わせていきます。


この場合、鏡から1メートルほど離れた位置に立っていただき、鏡を見ながらピン打ちを行います。

袖丈詰め

袖丈を詰めるときも、鏡から1メートルほど離れたところで鏡を見ながら採寸します。
コーデュロイやファーなどの地厚な素材、袖口にボタンや装飾があるときには、腕の部分で採寸して詰める寸法を調整しながら、鏡越しに確認しピンを打っていきます。


袖丈のスタンダードな長さは親指のつけ根ですが、お客さまの好みをうかがいながら採寸しましょう。

肩幅詰め

ジャケットやコートが稼働する時期には、肩幅詰めのお直しも増加します。
肩幅を詰める際は、前ボタンを閉めた状態で行うのがポイント。


肩の中間くらいの位置で生地をつまみながら採寸しピンで留めて、左右の寸法とバランスを確認してください。

さいごに

お直しをスムーズに行うには、ある程度のキャリアと経験、そして知識も必要になります。
お店では暇な時間を利用しながら、お直しのトレーニングを重ねていきましょう。


お客さまの満足度を向上させるためにも、正しい採寸と的確な判断ができるプロのアパレル販売員をめざしていきたいですね!

一覧へ戻る