試食を繰り返されるお客様への対応について

先日、催事会場で販売を担当しているスタッフから、こんな質問を受けました。

毎日のようにご来店され、試食だけを繰り返されるお客様には、どのように対応したらよいでしょうか。

催事販売に携わっている方であれば、一度は経験したことのある場面ではないでしょうか。
もちろん、限られた試食には原価もありますし、
販売スタッフとしては複雑な気持ちになることも理解できます。

但し、試食をご用意している以上、
ご購入に至らないお客様がいらっしゃることも、私たちの仕事の一部です。

試食は、商品を知っていただくためのサービスです。
すべての方が購入されるわけではありません。
それは決して特別なことではなく、販売活動の中では自然なことです。

だからこそ、「また来られた」「買ってくださらない」と
感情的に受け止めるのではなく、まずはいつもどおり笑顔でお迎えすることが大切だと考えています。

一方で、連日ご来店され、
試食だけを目的とされているように見受けられる場合もあります。

そのようなときは、お客様を否定するのではなく、
「限りある試食を、より多くのお客様に公平にご提供するため」
という考え方を基本に対応してほしいと思います。

大切なのは、お客様を選別することではなく、ブランドの品格を守ることです。

販売スタッフの表情や言葉遣いは、そのままブランドの印象になります。
たとえ購入につながらなかったとしても、
その方が後日改めてご来店くださるかもしれません。
あるいは、ご家族やご友人に当社の商品をご紹介くださることもあるでしょう。

目の前の一回の試食だけで、お客様とのご縁は決まりません。
だからこそ、
私たちは一人ひとりのお客様への敬意を忘れず、丁寧な接客を続けていきたいと思います。

販売とは、商品を売る仕事であると同時に、ブランドへの信頼を積み重ねていく仕事でもあります。

スタッフからの何気ない質問でしたが、
改めて私自身も、お客様との向き合い方について考えさせられる機会となりました。

これからも、お客様に気持ちよくお立ち寄りいただける売場づくりを、スタッフ全員で大切にしていきたいと思います。

このブログの著者
株式会社ジョビア
代表取締役社長 吉備カヨ
人材サービス・販売職の働き方や経営について発信しています。

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