気温や湿度の上昇と共に増えてくるのが「カビ」です
カビは目に見えるまでに数日かかる事から、
常温・冷蔵・冷凍保管時と環境状況に於いて、普段からカビ対策を行う事が重要です。
カビは専門用語で「真菌」と言い、
糸のような菌糸と植物の種のような胞子から成り、菌糸が枝分かれしながら成長します。
カビは普段目に見えない胞子の形で空気中を漂い、
落下した胞子は条件が整うと菌糸を伸ばし、繁殖を始めます。
中には、健康被害を起こすものやアレルギーの原因になるカビもあります。

カビが発育するための条件と環境
1.栄養
カビが好きなのは、デンプン、糖分などの炭水化物です。
食品自体は栄養源ですが、壁等にも生えるのは、人の垢や埃もカビには栄養源をなるからです。
2.温度
一般に15~30℃と私たちが快適に感じる温度と同じです。
冷蔵庫の中でも頻繁に扉を開閉すると温度変化でカビには快適な環境になります。
3.水分
乾燥した環境を好むカビもいますが、ジメジメした場所が好みです。
湿度60%を超えるとカビ・ダニが発生しやすくなり、80%を超えると急激に増殖します。
4.酸素
カビは酸素がないと発育できないため、
脱酸素剤や真空包装、ガス置換包装等により、カビに発生を抑制することができます。
カビ抑制対策
〇使用器具は食品残渣を残さないよう、整理・整頓・清掃・洗浄を徹底します。
〇温度差をつくり、結露を発生させないようにしましょう。
常湿状態ではカビが発生しやすい喚起や清掃・洗浄を行い、水分を残さず乾燥させましょう。
〇喚起や清掃・洗浄を行い、水分を残さず、乾燥させます。
〇食材包装のピンホールや破れが無いか、目視でチエックしましょう。
厨房床面の水分は害虫が好む
厨房床面の水分はゴキブリ、害虫の大好き環境です。
特に床面でのダンボールの下敷き、床清掃後の水分や水溜まりは、
周辺の冷蔵・冷凍庫の暖かい箇所への害虫を温存する環境となります。
また外部からの害虫の侵入等で、生息も考えられます。
そのためには、厨房の日々の床面清掃を推進し、水分を完全にふき取りを徹底してください。
また清掃道具を濡れたまま放置させないで、必ず清掃用具は吊り下げて乾燥させるようにしましょう。
これからの時期、湿度・温度・気温ともに変化しやすい時期を迎えます。
カビ発生と抑制対策の知識と予防法について理解を深めて頂き、環境保持の周知徹底をお願いいたします。
食品衛生フードプラスワン
食品衛生コンサルタント 堀越和彦先生 監修
食品販売スタッフのための食品衛生コラムです。
堀越和彦先生のご経歴
大手百貨店で45年間、食品関連の営業・企画・仕入 れ・品質管理業務に従事。現在では、商品MDの企画・バイイング 、現場意識を重視した営業支援 、そして、食品衛生管理面のリスクマネジメント指導など、幅広く活動されている。
