気候も暑くなり、梅雨の季節とともに衛生害虫の発生も増えてきます。
衛生害虫は室内に入ると、洗面台や流し台の水回りの部分にあるガラス窓や壁に留まる習性があります。
また浄化槽や排水施設の汚泥(水気と汚れ)が発生源となるため、
屋内で発生しやすい不快虫は暗い所を好み、生ゴミ、ダンボールに卵を産み付けます。

卵から成虫までの生育は約10日間と非常に早く、
生ゴミを放置しておくとすぐに集まってきて産卵し、あっという間に害虫は発生します。

また醗酵・腐敗した樹液、熟果、フルーツ、野菜、キノコ等にも強く誘引されます。
これらの影響で衛生害虫が食材に付着して、料理に入り込み、異物混入の原因になります。

異物混入はお客様に不快感を与えるだけでなく、クレーム要因につながります。
売場内清掃、厨房内清掃、エアコン・換気扇の清掃を定期的に実施して、環境清掃・害虫対策防止は重要な施策となります。

《ストック場は虫が好む環境》

小売店舗のストック場は食材の保管、包材、ダンボールと虫の好む環境です。
特にダンボールは表面が汚れている事が多く、湿気を吸収しやすく、
ダンボールのクッション部分に害虫の卵が付着しており、環境面が整えば生息も考えられ、害虫の住処になりやすい環境です。

厨房内では食材・食品はプラスティックコンテナ等に入れ替え、極力ダンボールの排除に努めてください。
またストック場はグリストラップ浄化槽や排水施設の汚泥があるため、屋内で害虫が発生しやすい環境ですので、ストック場の清掃を適時推進しましょう。

《衛生害虫対策のポイント》 

①食品カス、フルーツカス、野菜クズの早期除去を実施しましょう 
②生ゴミは蓋つきのゴミ箱でこまめにゴミ集荷場に持っていく習慣をつけましょう
③冷蔵庫内の食材(食品)は裸で放置・保管せず、ラップ掛け、プラスティック容器内での保管を心掛けましょう
④シンク排水抗や水周りシンクの清掃を強化して、洗浄スポンジは乾燥できる専用ラックで保管しましょう
⑤醗酵・腐敗臭に誘引されるので、食材等の空き缶・瓶は水でゆすいで廃棄しましょう
⑥厨房清掃の徹底(特に什器と壁の隙間)を心掛け、床の水溜まりは拭き取りを強化しましょう
⑦ごみ処理の徹底実施は重要です。(果汁や野菜の汁が付着した瓶・缶・プラごみ他)

以上、衛生的環境下でのプラスワンのお仕事整備は、お客様に支持されます。

食品衛生フードプラスワン
食品衛生コンサルタント 堀越和彦先生 監修
食品販売スタッフのための食品衛生コラムです。

堀越和彦先生のご経歴

大手百貨店で45年間、食品関連の営業・企画・仕入 れ・品質管理業務に従事。現在では、商品MDの企画・バイイング 、現場意識を重視した営業支援 、そして、食品衛生管理面のリスクマネジメント指導など、幅広く活動されている。

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